おもしろい。自分の力で成り上がったカニエ・ウエストのドキュメンタリー。
ビートメイカーだった彼が、ラッパー、アーティストとしての地位を勝ち取っていくリアルが見れる。
こんな初期からカニエに注目し、ビデオを回し続けたクーディーの先見の明はすごかった。
カニエがビートメーカーとしては、売れていても自身がアーティストとしては無名だった頃にクーディーは大きなカメラを担いで、カニエがレーベルにアプローチし、契約しそしてMTVに取り上げられ、グラミー賞を受賞するまでの成り上がりの過程を見事に撮影した。
彼はアルバム名を母親の名前「DONDA」にして発表したが、DONDAさんがいかにカニエに自信をもたらし支えた愛情深い人だったかということがかなり伝わった。彼女は息子の活動をとても応援しており、しかし時に傲慢にならないよう注意もしている。カニエも母を愛しておりドンダさんがいかに魅力的な人物だったが、伝わった。カニエにはとても魅力的な母親がいた。