このコンテンツはちょっと特殊。 映像と音楽を組み合わせます。 ま…
もともとエレクトロニックな音楽とか映像表現とかに興味があったのに今更ながらMAXを知った。「なんでこんなにいろんなことができるソフトがあることをもっと早く知れなかったのだろう」と猛烈に後悔。時間を無駄にしてしまったような気持ちも湧いたけど、嘆いていても仕方ない。10年前の自分に戻れるわけもないのでとにかく一刻も早く使えるようになって自分なりに表現ができるように進むしかない。
映像もサウンドもセンサーも扱えるマルチメディアなソフトウェアを私は求めていた。
MAX/MSPに興味を持った人たちはググってびっくりするだろう。日本語の情報が超少ないことに気づく。さらには書籍もほぼでてない。これで挫折していく人たちがたくさんいるに違いない。
ネットで粘って探して「これはがっつり書いてある!」ってサイトを見つけても、2008年とか10年も前の記事なので仕様が異なっていて参考にならなかったりする。英語の情報ならまだ多少は充実してそうな感じ。
…そうした難易度の高い学習環境の中でも前向きに学んでいくために、いろんな学習方法を模索してみた。
1.Webサイト
学び始め、多くの人はWebサイトで調べるだろう。冒頭で言ったように日本語の情報が全然ない。MAX公式のチュートリアルを解説してくれている記事や、入門向けのちょっとした解説記事なんかはいくつか見かけたが、体系的に解説するようなサイトは見受けられなかった。いや1つだけMAXの解説に特快したサイトを見つけてやった!と思ったのだがこれも冒頭言った通り2008年もので参考にできなかった。。
Max基礎 – lecture.nakayasu.com
初級講座#4 オーディオをいじってみよう | MAXER JP
やはりもっとも有用なサイトは公式のドキュメンテーションだ。
Max Documentation | Cycling ’74
日頃からプログラミングを学ぶ上で公式サイトのドキュメンテーションは体系的に網羅されているし、情報が正確で信頼できる。これはMAXを学んでいく上でも同じだろう。ただ難点なのが、そのソフトやツール特有の概念に慣れるまではドキュメンテーションは小難しくて見るのが苦しい。
2.YouTube
文章をちまちま読むよりも動画で見る方が圧倒的に理解しやすい。ユーチューブでもMAXの解説動画はチラチラと見受けられたが、やっぱり外国人の投稿の方が充実している。動画なら外国語で意味がわからなくても、実際のソフトの動作が見てわかるし、オブジェクトなんかの名前も見てそのまま自分の環境でも実践できるので多くのことが学べる。
ベテランの人だと2010年くらいから現在までユーチューブで解説している人もいるので、情報もそれなりにある。
ユーチューブを見て回った中で、以下の”dude837”がだいぶ参考になるはず。
サイトや書籍と違って実際に出力する音を聞いたり、映像見たりできるので、動画学習はマストになるでしょう。そしてMAXでできることがわかるので、モチベーションも上がる。
3.書籍
何かを学び始める時、とりあえず体系的な情報が載っている書籍を買おうと思ったが、残念ながらMAXに関する書籍がほぼほぼ無い。アマゾンで調べると2冊しかない。表紙が良さげな本があったのだが、本の発行年が2009年とだいぶ古い。もう1つが実は古そうな表紙をしているんだけど、実は2017年と割と最近でこの本がおそらく日本語で現在最も最新の解説書っぽい。でもこの本をアマゾンで見ると、4000円となかなか高価で調べてみると定価は約2000円と倍値になっている。なんとこの本は絶版になっていて、もう発行がされておらず市場に出回っている数に限りがあるようだ。実際この本を探しに都市部の大型書店をいくつか回ったが見つけることができなかった。
最終的には書店のサイトから在庫を探して、神奈川県の藤沢まで買いに行ってきた。(都市部は全滅でたしか秋田とかに在庫があった)
それがこの『「MAX」で始めるサウンドプログラミング』。
この本は非常に貴重だけど、ちなみにサウンドプログラミングと書いてあるように、サウンドを焦点にした本なので映像などのことは書いていない。
とりあえず、この本の内容を頭に刻みながら、こなして基礎を身につけていきたいと思う。