いろんな地域の音楽を縦横無尽にミックスする。 スティーブアオキのミックスは毎回楽しませてくれる。 知らぬ間にきゃりーぱみ…
少し前にTwitterで見かけて、興味を持った出来事があった。
それがラッパーTravis Scottが世界中で人気のゲームFortniteのイベントに登場するというものだった。
改めて見たけど、クオリティ高い。。場面展開も5回くらいはやってるし演出がすごい。このイベントに1200万ユーザーが参加したらしい。日本人口の10分の1か。。。
普通にこれで広告が成立できるな。10分くらいの時間を大勢のユーザーが広告に触れるわけだし、なんせゲームだからとっても拡散されやすい。YouTuberのネタにもなる。んー書いてて思ったけど、ゲーム内でプロモーションするってとんでもない可能性を秘めてるんだな。
YouTubeの広告でTravis ScottのアルバムのCMが流れても興味を持つことはなかっただろうけど、ゲームユーザーだったらイベントとして参加したくなるし、参加してみたらTravis Scottって奴はかっこいいんだな、と関心を持つことになりそうだ。
今は新型コロナがパンデミック化する未曾有の時代。
僕は3月くらいから完全に在宅勤務になったし、4月には緊急事態宣言となり、5月までかと思いきや延長が発表されて、ゴールデンウィークも多くの人が外出を控える事態となった。
SNSで外に出たとかイベントに行ったなんて投稿しようもんなら、叩かれるような空気感だ。
在宅ワークの急増に伴いオンラインビデオ通話ツールのZOOMは3ヶ月でユーザーが2000万→2億に増えたらしい。
ゲームソフトのあつまれ!動物の森も爆売れしているようだ。
こんな引きこもり時代には、家で楽しむ工夫が求められるようになり、その矛先の一つにインターネットがある。
人々はこのタイミングでリアルでの交流からネットでの交流をするようになる。
こんな時のTravis ScottのFortniteでのイベントが一つの象徴的な出来事なのではないか、と感じた。
サイバー空間にアバターを持ち、活動して交流する。イベントを感じる。
以前からVR空間でイベントが開催できるClusterに可能性を感じていたが、実はゲームがすでにバーチャルな空間で没入できるプラットフォームだったのでは、と気づいた。
そんなこんなで、今回Fortniteで再びイベントを開催する。
それが3人のDJ達による今回のイベントなのだ。
どれも知っているDJ達だ。
今は音楽イベントが行けなくなったから、オンラインでのフェスなんて取り組みもちらほら開催されていて、ちょうどこの前に参加してみた。
感想としては結局リアルタイムで開催していようと、画面上で見てるだけでは臨場感にかけてすぐに退屈な気持ちになる。
やっぱり、自分がそのイベントに参加している感が足りないな、と。
それは、例えばチャットでコメントするとか、ステージに立っている人にリアクションが送れたりだとか、つながっている感じ、見られる見ている、聞いてる聞かれてる、緊張感、共有感みたいなものが欠けている気がする。
だから、イベントを途中で抜けることにもなんの抵抗も生まれないし、YouTubeやブログのようないちネットコンテンツ一つだよね、的な認識でしかない。
んで、何が言いたいかといえば、ゲームというコンテンツはコントローラーで自分のアバターを操作できるプラットフォームだからもちろん没入感が生まれるし、他人が見えるし、動いているし場の共有感がある。
YouTubeのリアルタイムチャットなんかはそういえば、リアルタイムライブ配信のときに他人との場の共有感が出てる気がする。でもゲームはもっと3Dのキャラで動きで共有しているので、こうしたバーチャル場での様々なアクションによって共有感は拡張できるのかもしれないな。
ともかく、人々が没入できるバーチャル空間はゲームが大きな役割を担っている気がした。